「ほめる」と「叱る」のバランス【中学受験に向けて大切なこと】

叱るとほめるのバランスは?中学受験

「ほめる」と「叱る」のバランスはとても大切です。ここでは、中学受験を目指す子どもを持つ親御さんに向けて、子どものやる気を引き出し、学習意欲を高めるための効果的な方法をご紹介します。

目次

ほめるときのポイント

ほめるときのポイントを3つ挙げていきます。

1.具体的にほめる

中学受験を目指す子どもは、日々たくさんの課題に取り組んでいます。ただ「がんばったね」とほめるだけでなく、どの部分が特に良かったのかを具体的に伝えることで、子どもは自分の成長を実感しやすくなります。

例: 「今日は算数の問題を一人で解けたね。特に最後の計算、ミスなくできていてすごく成長してるよ。」

2.努力をほめる

中学受験では、成果をすぐに感じられないことも多いですが、結果だけでなく努力した過程をほめることが重要です。これによって、子どもは結果よりも努力を重視する姿勢を学びます。

例: 「今日は苦手な漢字を10個も覚えたね。そのために毎日練習しているのがすごいよ!」

3.一貫性を持ってほめる

勉強においても、一貫してほめることで子どもの自信とモチベーションを保ちやすくなります。どんな小さな進歩でも、気づいてあげることが大切です。

例: 「毎日コツコツとやるべきことをやっていて本当にえらいね。少しずつ進歩しているのがよくわかるよ。」

叱るときのポイント

叱るときのポイントを3つ挙げていきます。

1.行動を叱る、人格を否定しない

中学受験の勉強中は、ミスや忘れ物など、叱る機会も増えるかもしれません。しかし、行動について叱るようにし、人格を否定するような言葉は避けましょう。そうすることで、子どもは自己肯定感を保ちながら学びを深められます。

例: 「今日は宿題を忘れてしまったね。でも、次はどうすれば忘れずにできるか一緒に考えようか。」

2.感情をコントロールする

子どもの成績が思うように伸びないときや、勉強態度に問題があると感じたときでも、怒りに任せて叱るのは逆効果です。冷静に、どうしてその行動が問題なのかを説明することで、子どもも納得しやすくなります。

例: 「勉強中に集中できなかったのは残念だったね。でも、どうして集中が難しかったのか一緒に考えてみよう。」

3.改善策を一緒に考える

叱った後には、ただ叱るだけでなく、どうすれば次にうまくいくかを一緒に考えることが大切です。これにより、子どもは自分で問題を解決する力を身につけることができます。

例: 「次のテストで同じミスをしないためにはどうしたらいいと思う?一緒に対策を考えよう。」

まとめ

中学受験に向けた勉強は、子どもにとって大きな挑戦です。「ほめる」と「叱る」のバランスを上手に取ることで、子どもは自信を持ち、学ぶことへの意欲を高めることができます。

一般的には、「ほめる」回数を「叱る」回数よりも多くするのが効果的です。

子どもが努力を認められ、褒められることで、自己肯定感が高まり、次の勉強に前向きに取り組めるようになります。

ただし、叱ることも時には必要です。それは子どもが同じミスを繰り返さないための学びとなり、注意されたことを改善しようとする姿勢を育むからです。重要なのは、愛情を持って接し、子どもがどう感じるかを常に考えながら、適切な言葉を選ぶことです。子どもの成長を見守りながら、一緒に中学受験に向かって進んでいきましょう。

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この記事を書いた人

大学時代に「時給が高い」という単純な理由で塾講師をはじめるが、想像以上に楽しかったので大学卒業後も本業のかたわら非常勤講師を務める。現在は子育て中の主婦。

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